走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

日本で準備しなければならない書類と手続き~労働許可証取得のためのステップ②~

①に続いて、各機関でかかった費用や時間をまとめる。



まず初めに公証役場について。
公証役場では認証の仕方もいろんな種類がある。

【公証役場】

ワンストップサービス 一通¥5500


認証の方法にも種類があるようで

まず直接文書に認証をするにはかなり手間がかかる。

私の場合、在籍証明書に直接認証しようと思ったら、

・会社の登記簿謄本

・署名した上司の肩書きを証明するもの

・法人代表者の印鑑証明書

などが必要といわれて、絶対無理だと思った。



この直接認証というのは

文書に記載されている署名が間違いなく、その本人の署名であることを公証人が証明することである。



非常に難しいので、宣誓認証というものを受けることにした。

宣誓認証とは公証人の面前で私文書に記載された内容が真実であることを宣誓した事実の認証である。

私文書の内容に対して真実性や正確性を担保しようとするものだ。

直接認証とは異なって、宣誓した事実を認証するものらしい。

この方法は自分が宣誓書に署名をすればオッケーだ。

最初私は、会社の現地人担当者から直接認証をすることを求められていたが、不可能に近かったのでこの宣誓認証を受けた。



各役場の忙しさによるが、即日発行可能だった。

私は30分くらいで終わった。



【外務省】

公証無料



申請してから翌日受け取り(土日祝除く)。

直接受け取れない場合は郵送で受け取る。(日本国内のみ。所要日数2~3日後)

外務省は東京本庁と大阪分室しかないため、遠方の場合は郵送請求。(日本国内のみ。所要日数約10~14日間)





【ベトナム大使館・領事館】

公証 一通¥5000

翻訳 一通¥5000



ここでは、無犯罪証明書、大学卒業証明書、在籍証明書の全てを公証した。

私は公証のみで、翻訳は必要ないと会社の担当に言われたのでしなかった。

翻訳して公証する場合は、日本語原文と翻訳文の2通とみなされ、さらに公証料金がかかるので注意だ。



東京、大阪、名古屋、福岡、北海道に存在

HPを見ると、郵送請求もできるようだが。。。

東京にある駐日大使館では即日発行可能だった。

しかし待っている人が大量にいて、時間がかかりそうだったので私は翌日に受け取った。

大使館や領事館はHPを見てもわからないことだらけである。

電話も鳴りっぱなしで対応していないようだった。

ここについては直接行くしかないと思った。









転職回数にもよると思うが、在籍証明書(退職証明書)を公証することが一番金がかかる。



これら全て公証すると普通でも2万くらいはかかると思う。



最後に各書類の注意事項と雑感

無犯罪証明書:警視庁に直接出向いて取得した。指紋を取られる。いつにできあがるという受取書をもらえる。親切だった。

大学卒業証明書:最初は英文の証明書を取得したらサインのみで印鑑がなく、公証出来ずに日本語の卒業証明書を取り直した。二度手間だ。

どの書類でも印鑑がないと公証できないため、英文書類はサインのみの所が多いらしいので注意が必要だ。

在籍証明書:どのような仕事に従事していたかを判断されるため、職務内容の明記が必要だ。



代行業者などあるかもしれないが、難しいことではないので自分でも十分手続きができる。

日本国内で自分でこのような手続きができなかったとしたら、さらに海外では言葉も制度も違うため海外で暮らすことは難しいのではないかと思う。

手間や労力はかかるが粛々と進めていくしかなかった。

私は資金が少なかったため、このような万単位の出費は結構痛手だった。

穴場な出費なので、もし海外就職を考えていたら留意すべき事項である。