走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

やっぱベトナム来たらマッサージでしょ~Spa Garally〜



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唐突だが、マッサージが好きである。
それもオイルマッサージが好きだ。
オイルの香りと体の奥底まで刺激してくれるような感じがしていい。(大体施術はほとんど裸に近いし)

そんなわけで、日本より物価の安いベトナムでマッサージを受けるとなると、日本よりはるかに安く済ませることができる!

やはりリンパマッサージやオイルマッサージが好きで、しかも60分ほどやってもらいたい。
日本でこの希望を叶えようと思うと大体¥6000〜7000。高い所で1万円はいってしまう。


たかい。


この値段だとしてもマッサージが微妙な時もあって、そんな時はあぁ…さよなら5千円札…などとモヤモヤした気持ちで支払う。
60分で一気に飲み会何回分が飛ぶんだろうかと考えてしまう。
ちょっと至福の時間を金で買っただけで、一瞬で金がなくなる。
支払い金額相応のマッサージが受けられれば至福を感じとても満足だが、セラピストの技術や相性によって途端に損した気分にもなり得る。


安くて、かつ満足度の高いマッサージが受けたい。
ベトナムだったら、それが可能になる???

調べてみると日本の半分〜3分の2くらいの値段で相応のコースのマッサージが受けられるようだ。

私は歓喜した。

マッサージ好きの私なので、ホーチミンのマッサージ界隈を貪欲に体験していこうではないか。


本当に気になる店はたくさんあるのだが、今回思いつきで行ったこの店がとても良かったので紹介したくなった。
また、ネットで調べても体験談がなかったので書きたくなった。(本音)


今回体験したのは、Spa Gallery というマッサージ店。
あとで店員に聞くと、8ヵ月前にオープンしたばかりの店だという。(2016年4月頃)

私はどうやってこの店を見つけたかというと、トリップアドバイザーからだった。

トリップアドバイザーのホーチミン、スパカテゴリーで上位はよく聞いたことがある有名店が占めていた。
確かに5段階評価の平均としてはわるくないのだが、
有名店は口コミの数が多いだけ低評価も多かった。

しかし、この店は低評価がほぼ無くほとんど高評価の口コミしかなかった。
圧倒的に平均点が高かったが、新しい店のせいか口コミが少ないことと知名度が高くないせいで、ランキングにひっそりと存在していた。

さくらかと疑ったが、値段が安かったのでダメージも少ないだろうということで予約。
最初はリンクされていたホームページの予約フォームから予約したが、いつまで経っても返事が来ないため、電話した。
予約フォームから送ったはずの予約は届いていなかったらしい。
ホームページは存在しているが、あまり機能していないようだ。

電話は流暢な英語を話す予約担当者だった。
当初希望していた時間に予約は取る事は出来なかった。
若干モヤモヤしながら、店に向かう。
日本人街レタントンからタイバンルンの1つ横の薄暗い通りに店は存在した。
2軒隣ほどにMy Spa?とかいうランキングで見たような店も発見。
日本人街にとても近いのでこれは行きやすい。

アオザイを着た受付担当2人が店の前に立っていて、迎えてくれた。
どうやら店の外で待機しているようだ。
二人とも眼鏡をかけ、大人しそうで真面目な印象。
受付の2人は英語がペラペラだった。
普通のベトナム人じゃわからないような下手な発音と単語を並べたレベルの会話でも充分汲み取ってくれた。

メニューを渡され見てみると、英語版、韓国版、日本語版がある。
ホームページのメニューよりも値段が安くなっている?ならば、予約よりもグレードアップして、マッサージを受けようと思い、変更。

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時間はそのまま60分のボディマッサージで使用するオイルをTHANHオイルというブランドの高級なものにした。
THANHというのはタイのブランドらしい。

二種類の匂いからすきなものを選んだ。

奥の階段から上の部屋に案内される。
着替えてとしか言われず、ベットを見てみると小さいバッグとマッサージ用の上下服が置いてあった。


マッサージ用の服しか来てない状態で待っていたら、上はいらないらしい。

仰向けから始まって、肩甲骨や首筋辺りを解される。
私は肩甲骨辺りのマッサージがとても好きなので、セラピストの手付きから結構いい感じかも…と期待を抱いていた。

結果、ホットストーンマッサージも加わり、またタイ古式マッサージのようなストレッチもされて大満足だった。
セラピストは手を使うだけでなく、肘や膝も使って刺激された。

今回のセラピストはツボがわかっているようで、ジャストポイントで刺激されるのがとても良かった。
終了後に名前を聞いた。

マッサージはセラピストの技術はもちろんだが、相性も大事だと思うので、気に入ったらなるべく名前を聞くようにしている。
そして、次回は自分の合うセラピストを指名できるようにしておく。その方が効率的だし、満足感を得やすい。

ホーチミンもマッサージ店にはシャワーが併設されているところが多く、水圧が強く、シャワーの出がよいし、空間も広々しているのでなるべく使って、帰ったらそのまま寝られるようにしている。

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だが、今回ここのお店は水圧が弱く、水量も少なかった。
手持ちシャワーと固定シャワーと蛇口の3点が付いているのはよかった。
固定シャワーからの水量が1番多く感じた。
また、手持ちシャワーは水圧の種類が3段階に変えられた。
シャンプーとシャワージェル、タオル完備。
アメニティとして、使い捨て歯ブラシやくし、綿棒、ドライヤー、フェイスクリーム(THANHブランドのもので試供品のようだ)があった。

シャワーから上がると、受付から紙札を渡され、5つほどの箱に入れるように言われた。評価箱らしい。
それぞれ excellentやgoodなど書いてある。

この方式は良いと思った。
私はまだ、ホーチミンでセラピストを評価する制度を見た事がなかったので感心した。

終わった後は温かいハーブティーをポットで入れてくれる。飲みながら会計。

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見渡すと絵画が至るところに飾られており、販売もしているらしい。
小物がハイセンスでダサくないところがいい。
店員に尋ねると、セラピストは4人しか在籍していないらしい。
そりゃ予約も取りにくいよなぁ…
また来客は日本人と韓国人が多いそうだ。

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受付まわりをみていると、
スクラブやクリーム、アロマオイルなど物販も豊富である。
結構商品のことを聞いて、試して、結局買わなかった自分はただのめんどくさい客だった。
そんな私にも笑顔でかつ、流暢な英語で対応してくれるこの店の受付のサービス精神に感激した。

何だか気分が良くて、また戻ってくるわァ!なんて、柄にも無いことを言ってしまったので、この店には今後もお世話になるであろう。



総評として、人に勧めたくない店である。
これは、人気店になってしまっては困るという意味だ。私の利己的な考えで、人が多くなると予約が取りにくくなり、穴場的な良質店が一気に有名店に駆け上がってしまうのが寂しいからだ。

なお、顔見知りにはあまり言いたくない。
自分がリラックスしている場所で顔を合わせるのは気まずいからだ。

でも、何だか寂しくも頑張って欲しいという気持ちもあって、顔も何もわからないネットに情報を流すことにした。

以上、主観だけのマッサージ評論でした。

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