走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

感情表現が苦手


感情表現が苦手である。

あんまり表情が変わらないなら、言葉で示すしかない。

そうだとしても…

 

最近困っている。

最近でなくとも困っている。

 

少なくとも恋愛関係において必要な、感情的なやり取りというものが苦手である。

そのせいで、何考えているか分からないとか、本当に好きなのかわからない、どう思ってるのとかせまられて、怖くなって言えなくて…せまられての繰り返し。

 

たぶん、これは幼い頃から自分の感情を受け止められた経験が少ないせいだろう。

ラインもメールも苦手で何度も文を書き直してはあれじゃない、これじゃない、これを言ったら傷つけるんじゃないか、これを言ったら嫌われるんじゃないかと文章表現を考えるだけで消耗してしまう。

 

だからと言って口でいうのもなんと言葉に出していいのか、口をパクパクさせるだけである。

パクパクしているのは、頭の中で混乱している証拠だ。

これを言ったらどうなるんだろう、でも言わなかったらもっと怒られる。

あれを言ったらどうだろう、結局怒らせて傷つけられちゃうのかな

体はフリーズしながら、頭は必死で考えている。

 

みんな手を広げて、おいでという。大丈夫だよいってごらんと言ってくる。

しかしそれは罠なんじゃないか、そうやって言って私を捕獲してズタズタに引き裂くんではないかと。

飛び込んだら最後、私は、私の精神は殺されてしまう。

 

並々ならぬ恐怖を感じ、最後の選択は黙っておくという行動を取る

何もしなければ、0の状態のまま。言って傷つけ、傷つけられるくらいなら何も言わない方がマシだと。

人から見るとただ黙っているように見えて、イラつくようだ。頭の中は混乱中なのに。

その時は急かさないでほしい。本当に言っても良いものか、そして言うならなんと言葉を紡げばいいのか必死で考えているのだ。

イライラして怒鳴ったりするのは言語道断。その瞬間に頭に危険信号が灯り、この人には何を言っても受けてもらえないんだ、言ってはいけないんだという指令が下る。

本当に私の思いを受け止めてくれるの?一種の試し行動なのかもしれない。

それだけ怖いのだ。怖くて訳が分からなくて本当は受け止めてほしくて。

 

私には未だに叶っていないこと。落ち着いて、話を聞いて。

ただ、それだけなのにどうしてこんなにも苦しいのか。

 

私は愛されたがりのワガママなのか。

私が我慢して他が良くなれば、それでいい。

でも、そうしていたらよくわからないと言われるし、結局どうしたらよいか分からないまま。

 

自信を持つこと。

それに尽きるのかもしれない。

自信をつけるためには人と接していくしかない。

たとえ傷つけられたとしても癒せるのは人しかいないから。