走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

びっくり!当たり前??ベトナムの生活と文化について②

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前回からベトナムスタンダードについて述べているが、

今回も続きになります。

 

 

 

クーラーが強すぎる

 

寒い。寒いっちゅうねん!

こんな過度にクーラーをつけなくてもいいのに

エアコンは18℃とか16℃とか当たり前のように設定されている。

 

そして、皮膚の感覚どうなってんのよ??と思うくらい冷たい風が吹き荒れる。

 

特に感じるのはUberX(自家用車タクシー)や部屋、レストランなど。

 

私が少し寒がりということもあるかもしれないが、

それにしたってつけすぎじゃないか。

 

女性は特に薄い羽織を持っておかないと、長時間冷蔵庫のような冷気に当たるとマジで

体調おかしくなるのでご注意を。

 

また、クーラー以外にも扇風機もガンガン回っている店も多い。

これはなぜだがわからないが、ベトナム人は風を体感するのが好きらしい。

 

私が思うに、バイクに乗る文化から風を受けるのが好きなのかもしれない。

 

 

女性は普段化粧をしない

 

ベトナムに来てから驚くことはこちらの女性は全然化粧をしない。

化粧は特別な時にするものらしく、普段はしないというのだ。

 

ベトナム人女性でも美容に関心がある人は顔をめちゃくちゃ白くして、目もガッツリマスカラ塗って…

美意識高い人はすごくいい匂いがするほど化粧しているし、全くしてない人はしてないしで、

結構極端だ。

しない人はトイレで普通に顔を洗っていてびっくりした。

 

ベトナム人における化粧というのは特別な時にするものであって、

普段から化粧するのは恥ずかしいということらしい。

 

日本人はすっぴんが恥ずかしいという認識なので、

この認識の差はどこから来ているのか不思議だった。

 

ベトナム人女性は美容への関心は高いのにスキンケアに対する意識が希薄という関連記事はこちら

thereisneithergodnorbuddha.hatenablog.com

 

 

ピチピチの服を着る。

 

肩幅や袖部分が見るからにピチピチの服を着る。

私から見ると小さいものを無理矢理着ているような窮屈な着方をしている。

よく工員である女性は特にピチピチを好んで着ている傾向があるように思う。

 

知り合いのベトナム人に聞いてみると、

ボディラインを見せる方がきれいに見えるから、だそう。

 

いわゆる余裕のある服はダサいということだ。

一種の流行のようなものもあるのかもしれない。

 

私の高校(女子校)ではスカートをひざ上くらいの丈で穿くのが流行っていたし、

それが一番綺麗に見える着方であると思われていた。

そして、膝小僧が見えない長い丈はダサいという認識だった。

 

こんな風に女性間の美意識からピチピチの服を着ているのかもしれない。

 

この違和感は、日本人としての美的感覚とベトナム人の美的感覚がズレているから感じるのだ。

 

日本人にとってのピチピチの服はおかしい、バランスが悪いという印象だが、

彼らにとってはアオザイと同じような感覚で体型が出る服を着ることは魅力を高めるということらしい。

 

 

 

スマホの待ち受け画面は自分の写真

 

 

これも驚きだったが、ベトナム人のスマホ待ち受け画面は自分の写真に設定している人がめちゃめちゃ多い。

日本人でこれをしたら、ギョッとされるだろう。

日本ではこのようなナルシズムを全面的に表出させることは恥ずかしいことと思われている。

 

最初に見た時は???だった。

しかも、思いっきりキメ顔やキメポーズなど「とびっきり」の写真を載せている。

 

さすがにこの件はベトナム人達に尋ねることができなかった。

 

でも、不思議だった。

どうして日本人は自分の写真が待ち受け画面に写っていることに嫌悪感を抱くのか。

 

日本では謙遜が美徳とされており、例えば身内のことだって

「しっかりしたお嬢さんですね。」と褒められたとすると、

「いえいえ、うちの娘は家だとほんとボーっとしていて…」などへりくだった表現をすることがよくある。

 

自分を下げて相手を持ち上げる文化なのだ。

 

それ故に最初から

「うちの英才教育の賜物です。」なんて答えたらあまり良い印象にはならないのだ。

 

それをベトナム人は普通に「うちの娘は頭が良くて、美人です。」と言う。

いくら客観的に頭が悪くて、美人に見えなくても自分が良いと思ったことは良いとはっきり答えるのだ。

 

だから、この件については

自分のアイデンティティをはっきり示す国民性を表している。

本当に自分に正直な人たちだと思う。

 

嫌なものはいや

好きな物は好き

 

そして、自分が好きと言うことは決して恥ずかしい事ではないのだ。

 

日本人とベトナム人の国民性の違いが如実に表れる事案だ。

 

 

ちなみにベトナム人はFacebookが大好きで、自撮画像を日夜投稿している。

そしてモニュメントも大好きで、広場やデパートに飾られているとわらわら集まって写真会が始まる。

 

日本人にもこの傾向はあるが、

ベトナム人はよくわからん場所(歩道のど真ん中とか)でも写真を撮り始めるので不思議だ。

 

 

 

着信音がデカい

 

 

オフィスで仕事をしていると、大音量で着信音が鳴り響く。

日本だと顰蹙を買うレベルの音量だ。

とにかくうるさく感じる。

 

しかし、彼はそれが当たり前だと思っていてマナーモードだけと言う人はほとんどいない。

 

日本では現在着メロ設定している人はほとんどいない。

逆に着メロが恥ずかしいとさえ思う人も増えてきた。

 

日本人ほど音に敏感な国民はいないんじゃないかってくらい日本人の聴覚はするどいと思う。

 

私は音には敏感なタイプで、オフィスの卓上受話器がしっかり固定されておらず浮いて、ツーツーツーと鳴っているのが気になってしょうがない。

 

それをベトナム人スタッフは全然気にしていない。

むしろ全く気が付いていない。

 

ベトナム人の音に対する鈍感さに驚く。

 

休日は路上でカラオケを始めたり、セールをやっている店は大音量で音楽を流していたり、街中に爆音が溢れている。

 

一番うるさいと思うのはクラクションの音だ。

ためらいもなくプープー鳴らす。

バイクも大量に走っているので、公道からはいつもクラクションの音がする。

 

こんな騒音まみれの生活をしていたら、

音に対しても鈍感にならざるを得ないだろう。

 

しかし、事務所や公共の場所では静かにするというマナー意識は向上させるべきである。

 

 

連絡のレスポンスが早い。

 

ベトナム人とラインなどのSNSでやり取りすると分かるが、

めちゃくちゃ返信が早い。

 

ずっとスマホ見てるんじゃないかと疑いたくなる対応だ。

日本人によくある既読無視や連絡無精という言葉は存在しないようだ。

 

日本人は家族以外に連絡する時は事前に約束して電話することが多いと思うが、

ベトナム人同士ではためらいもなくいきなり電話を掛けたりする。

 

SNSや電話が大好きだ。

 

この傾向が仕事にも生かしてくれればいいんだけどな~と思ったり。

 

 

ビールに氷

 

私はあまりビールを飲まないので違和感を感じなかったが、

ベトナム流ビールはジョッキに細長い氷を入れて飲むのが一般的だ。

そのため、ビールが薄まりやすい。

氷が溶けてしまったら、店員を呼ぶと新しい氷を追加してもらえる。

 

これはベトナムでの常識なので、ベトナムビールとして割り切って飲んだ方がいい。

 

ただし、ベトナム人は酒に強い人はべらぼうに強い。

いくら水で薄まったビールと言っても、ベトナム人の飲酒は止まらない。

 

会社で部長級の日本人は飲み会でめちゃくちゃに飲まされるのがお決まりなので、

覚悟の上で参加するのをおススメする。

 

 

アイスコーヒーは練乳入り

 

ベトナムの冷たいコーヒーと言えば、cà phê sữa đáがスタンダードである。

これは練乳入りアイスコーヒーのことである。

そしてめちゃくちゃ甘い。

 

この練乳入りコーヒーがベトナム人には好まれていて、あまりブラックコーヒーは飲まないらしい。

しかも、一般的なベトナムコーヒーの豆は非常に苦みが強いロブスタ種だそうでブラックコーヒーには適さない。

だから、練乳や砂糖を入れて味をマイルドにしているようだ。

 

ベトナムはコーヒーの消費量が世界2と言われているだけあって、

至る所にカフェがある。cà phê sữa đáはどこの店でもあるので一度飲んでみると意外とおいしかったりする。

 

私はカフェインが合わない体質で、日本にいた時からコーヒー類飲料を飲むと調子が悪くなりやすかった。

先日、空港での待ち合わせ時間の合間に久しくcà phê sữa đáが飲みたくなって、1杯飲みほした。

するととたんにお腹が緩くなって、胃もたれしたような気持ち悪さがこみ上げてきた。

帰宅してからも気分がすぐれないし、全然眠くならなかった。

 

もしかするとベトナムコーヒーに含まれるカフェイン量は日本のコーヒーよりも多いのかもしれない。

カフェインに反応しやすい人は注意である。

 

こういう事情もあって紅茶党なのだが、いかんせんベトナムで紅茶はドリンクメニューにない事が多い(高級店は除く)

 

 

 

日本のつの発音が苦手

 

 

ベトナム人日本語話者にありがちなのが、日本の「つ」の発音がどうしても「ちゅ」になりがちだということだ。

ベトナム語には「tsu」という発音がなく、「chu」になってしまう。

だから、日本食レストランで働くベトナム人スタッフは「おちゅり」とか「ひとちゅ」とか発音する人が多く、

日本人からすると少し幼く聞こえる。

また、これは南部でありがちなのだが、餃子を「ぎょうや」と発音したり。

ザ行、ヤ行、ジャ行の混乱も多い。

 

私も今ベトナム語を勉強している身だが、ベトナム語の声調は曲者で、

ベトナム人にとっても日本語の発音は難しいようだ。