海外就職への道のり②~渡航後1か月の過ごし方と初期投資費用について~
いよいよ来てしまった、ベトナム。
熱気に押されて興奮気味な私。
でも、本当に自分だけの環境でどうやって生活していくのか…
不安な渡航初期を快適に過ごすにはどうしたらよいか自分の反省も踏まえて、書きました。
いくら用意しておくべき?
まず最初にいくら持っていくべきかですが、最低でも15万あれば2ヵ月は生活できると思います。
私は不安だったので30万近くを見積もっていましたが、余裕でした。
現金で持っていくのは危ないので、どうやってお金をやりくりするかというと、
新生銀行の口座を開設し、カードで現地ATMから現金を引き出していました。
新生銀行のカードであれば、海外のATMからも自分の口座から現金が引き出せるのです!
これにより、ベトナムのATMから直接現金を下ろしてました。
ベトナムはまだ現金主義なところがあるので現金があれば支払いには困りません。
※ちなみに三菱UFJ銀行のデビットカードでも可能。
渡航1ヶ月でかかるお金の見積もり
住宅: デポジット(家賃1か月分もしくは2ヵ月分) + 家賃1ヶ月分
食費: 3万
生活関連用品費: 1万円
交通費: 5千円
会社によっては渡航日と給料日の関係により2ヵ月近く勤務しないと初任給が入らなかったりするので、
上記の項目を2ヵ月分ほど用意していくと余裕が持てると思います。
1にも2にも住居探し!
現地採用にありがちなのは、住居がまだ決まっていないことです。
会社が決めてくれたり、寮があれば別ですが、
そうでなければ自分で不動産をあたって探すことになります。
会社によって異なると思いますが、私の場合は渡航して最初の1ヶ月ほどはホテル住まいでした。
ただそのホテルの立地が悪く、大変不便だったので自分でアパートを探して入居しました。
ホテル1か月分の宿泊料金は会社持ちでしたが、その後自分で探した新しい住居代に一番お金がかかりました。
探し方は日系不動産が結構あるので、ネットで
「ホーチミン 不動産」などと調べるとたくさん不動産屋のサイトが出てきます。
不動産屋に希望を伝えて、アポイントを取って内覧しての繰り返しでした。
日系不動産屋は日本人担当者や日本語が話せるベトナム人スタッフが常駐しているのでベトナム語ができなくても問題ありません。
私は3つの不動産で10軒ほどのアパートメントを内覧しました。
妥協したくなかったので、本当に住みたいと思えるアパートメントに出会うまでは即決しませんでした。
住居については下記の記事で詳しく語っているので、参考にしてください。
thereisneithergodnorbuddha.hatenablog.com
街中を歩いてみる!? 現地感覚を養おう。
物価もわからないし、どこに何があるかもわからない。
とにかく実地訓練あるべしということで、自分が暮らしている周辺地域を探索しました。
ペットボトル1本これだけで帰るんだ~とか、
ここにおいしそうな店があるぞーとか
自分で発見できただけでちょっと安心したり。
怖がらないで自分の足で歩いて、色々学ぶのが一番早いし安心できます。
SIMを買う
SIMカードは個人商店でも売られているようですが、最近は規制が厳しくなっており、
代理店や直営店などでパスポートと顔写真の登録が必要になっています。
これは国の規定で悪用を防止させるねらいがあるようです。
1年ほど前に発布された規定ですが、最近になって登録していない場合は自分のスマホからの発信やインターネット通信が強制的に停止されるとのこと。
なので、長期滞在者は大人しく携帯会社に行ってSIMカードを購入した方が後々面倒になりません。
パスポートとビザを忘れずに持っていきましょう。
携帯会社のカウンターは結構な塩対応なので、知り合いのベトナム人と一緒に行くと安心かもしれません。
会社から支給されるSIMを持つ場合はこれらのことは心配しなくて大丈夫です。
Grabを使いこなそう
タクシーはぼったくりが怖いし、どうやって行き先を伝えていいか分からないという不安から解放されたい!
そんな時はGrabを使いましょう。
アプリをダウンロードして、携帯番号やメールアドレスなどのユーザー登録すればあっという間に使えます。
車種の選択(大型車、小型車、バイクタクシーなど)や送迎場所、目的地が地図上から設定でき、
距離や時間に応じた金額があらかじめ計算され、その通りに決済されるのでぼったくりもなく安心です。
流しのよくわからんタクシーを捕まえてトラブルに遭うよりは格段に使いやすいです。
最初はおっかなびっくりですが、何度も使うと慣れてきます。
意思疎通もメッセージ機能があるので、アプリ翻訳して入力すればOKです。
ベトナムドンに慣れよう
ドンの桁の多さに目がまわります。
正直お金の数え方はいまだに慣れないです。
そして、まだベトナムドンをベトナムドンの価値として考えるのではなく、
どうしても日本円に換算して考えてしまいます。
本当はベトナムドンとして考えていくべきですが、日本円として考えた方がイメージが付きやすいからです。
大体の日本円への換算方法ですが、2通りあります。
まず方法① 5倍する方法
10,000 VNDを例にすると、下3桁の000は無視します。
残りの10を5倍すると50になります。
なので、10,000VND= 50円 となります。
この方法で計算すると、
100,000 VNDは
100,000 ←「,」から右の000は消す!
100 ← ×5をする!
¥500 となります。
次に方法② 2で割る方法
10,000 VNDを例にすると、下2桁の00は無視します。
残りの100を2で割ると50になります。
なので、10,000VND= 50円 となります。
この方法で計算すると、
100,000 VNDは
100,000 ←「,」から右の00は消す!
1000 ← ÷2をする!
¥500 となります。
人によってやりやすさは違うので好きな方を採用してください!
場合によって使い分けするのもありです。
体調不良の嵐を体験
こちらに来て一週間…喉がおかしいぞ?
気管の調子がすごく悪い。喉の奥がイガイガして変な感じ。
さらにお腹も心なしか緩くなり、
挙句の果て原因不明の熱まで出てしまいました。
また、何をしているわけでもないのに眠い眠い…
環境の変化で、日本のような超衛生的環境からベトナムにくると、
環境に適応しようと身体が一気に戦闘モードになり、調子がすごく悪くなります。
本当に調子がおかしいと思ったら、早めに病院に行くようにしてください。
医療保険については会社に真っ先に尋ねるべきです。
渡航して間もない頃はまだ加入したてでカードが発行されていないことが多いです。
その場合、緊急時にはどのように対応すべきかは会社と予め決めておいた方がいいです。
また、クレジットカードに付帯している海外旅行保険は渡航してから1ヵ月~3ヵ月は使用可能ですので、
これらを使って病院に行く手もあります。
付帯についても前もって確認しておいた方が良いでしょう。
実際に入院した話はこちら
thereisneithergodnorbuddha.hatenablog.com
いざ日本人コミュニティへ
日本食料理店にはフリーペーパーが設置してあります。
そこから流行の店やサークル募集欄など情報を集めることが出来ます。
ベトナムで一番有名なフリーペーパーといえば、
Sketch(スケッチ)です。週刊と月刊を刊行しています。
またVetter(ベッター)という週刊フリーペーパーも情報が多く、
様々な日系関連の場所に発布されています。
ホーチミンにはLe Thanh Ton(レタントン)通りという、
日本食料理店が密集している日本人街があります。
この地域は日本人駐在員御用達の店が多く、日本人だらけです。
店のオーナーも日本人がほとんどです。
本当に不安な時は、店のオーナーや日本人の店員などに、
まだ来越して間もなくて…と話しかけてみると快く色んな情報を教えてもらえたりします!
ベトナム生活初期に不安なのはみんな一緒です。
ここでは在越歴が長い人も多く、不安な気持ちも理解してもらえるのでどうしても困ったという時は話しかけてみてください。