ベトナムって生活費はいくらかかる??去年1年間の家計簿大公開!
よくベトナムって物価が安いと言われているけど、結局どうなの??
ということで1年間の私の家計簿を大公開します。
ベトナムに移住したいけど、どうやって生活していくのかわからない…と困っている方!
生活水準ってどれくらい?食費って毎日外食しても大丈夫?
そういう疑問に全部答えます!
~参考データ~
ベトナム現地採用
在越1年半
20代女性
- 逃れられない固定費について(主に家賃)
- 食費が安いっていうけど実際は?
- 移動手段はUber。1年使い倒した結果
- やはり高額だった歯科医療費
- マッサージやエステなど行きまくった後の美容代は?
- ベトナム語を学ぶ~ワンツーマンレッスン~
- 忘れちゃいけない生活必需品
- 盲点だった!?一時帰国の旅費
- 貯金する余裕って…
- 番外編 給料の通貨や外貨の持ち出しについて
- 結局毎月の生活費はいくら必要?
今回私の家計簿ルールはベトナムドン現金で支払った支出に対する記録です。
クレジットカード払いについては含めていません。
私がクレジットカードで支払ったのは旅行の際の航空券代や電子書籍などなので、
記録がなくともあんまり影響ないかなーと思います。
一時帰国時に日本で支払ったお金は…全然覚えてないくらい散財した。
単位: 1,000VND
逃れられない固定費について(主に家賃)
私の家賃は月500USDです。インターネット代、水道代は家賃に含まれています。
ガスはないので、電気代を別途毎月支払ってます。
これは記録していなかったのですが、大体20USD以内で納まっています。
クーラーをガンガン使う人だと50USDくらい使う人も。
家賃は少し高めの家賃らしいのですが、条件が良いためとても気に入っている部屋です。
だいたい350~400USDくらいの部屋に住んでいる現地採用単身者が多い気がします。
駐在員だと1500~2000USDの部屋に住んでます。格差ですね…
家に関しては500USDもあれば良い部屋が借りられます。
家具は付いてるのが当たり前で、日本のように部屋だけ!ってことはほとんどないのでローコストで移住できます。
住居については以下の記事で熱く語っているので、参考にしてください。
thereisneithergodnorbuddha.hatenablog.com
あと5月の6,726,000VNDというのは医療保険費です。
私は個人で主に傷害が発生した場合の保険に加入しています。
会社は風邪とか疫病になった場合は医療費を負担してくれるのですが、
事故に遭った際は自己責任を問われそうなので、高額医療費を賄うためにも個人で保険に加入しました。
ここは会社によって医療保険の有無や条件が違うと思うのでしっかり確認した方がいいですね。
食費が安いっていうけど実際は?
表から見てみると、月平均で5,363,000VND。およそ240USDでした!!
私全然自炊してませんね。全くです。ひどいです。
調理はこちらに来てから、お湯を沸かすことと茹でることしかしていません。
ほんとにひどいな
ほぼ外食のはずなのにこの金額って、日本より安いと言えるんじゃないでしょうか。
じゃあ何を食べていたのかというと、私はよく食べる方なのでローカル麺類屋に入り浸ったり、さらにラーメン屋で目いっぱい食べたりステーキも週1で食べていたりと…
めちゃくちゃ食べてます!!!(成人男性並み)
よく食べるねーとよく言われるので、マジで食べる方です。
女性が言いがちなスイーツで1食済ませたとかじゃなく、がっつり肉いってます。
それで月2,3回でバーで飲んでたりしていたし。1回カクテル2杯くらい
去年の食費最高金額が11月の7,397,000VND≒325 USD !
その月はむしゃくしゃして肉を食べすぎました…
なのでベトナムは食に関して、東南アジア随一と言っても過言でないくらい充実しています。
移動手段はUber。1年使い倒した結果
1年間の月平均で961,000VNDでした。42USDくらいですね。
私はバイクを持っていないので、移動手段はもっぱらUberMOTO(バイクタクシー)に頼っていました。
相場は大体3㎞15,000VND。繁忙期の時間帯だと30,000VNDに値上りしてました。
普通のタクシーだと3㎞60,000VNDとかでやはりバイクタクシーの割安感には勝てなかったです。
10月に1,583,000VNDと一番高くなっていますが、この月は遠出することが多く、
UberX(自家用車によるタクシー)をよく使っていました。
バイクタクシーは長距離で乗るにはしんどいので(腰とか足がツラい)、5km以上離れた目的地に行く場合はタクシーを使っています。
交通費は1年間で500USDくらいだったので、中古の安いバイクが買えるくらいの値段です。
でも、私がバイクに乗らないのはベトナムの劣悪な交通マナーで溢れている公道を鈍くさい私が運転できる自信がないことと、自分がいくら気を付けて運転していても、相手からぶつかられたり事故に巻き込まれる可能性もあるからです。
日本でも相手からぶつけられる危険性はありますが、特にベトナムの交通事情は阿吽の呼吸で成り立っていることがあり、相手の意思を読み間違えると一気に衝突ということもありえます。
信号がないところがほとんどだし、みんな行きたいところへ自由に走るしで、
バイクが多い分イワシの大群のように流れてはいるのですが、その中でも秩序を乱す運転をする人が多すぎます。(逆走、信号無視、スピードを出して角ぎりぎりを曲がってくる)
実際、邦人の現地採用者でバイク運転をしている人は多数いますが、運転に自信がない人はやめた方がいいです。
運転マナーの悪さに辟易すると思います。そして、ぶつかったという話をよく聞きます。
私は慣れてないド素人が運転するよりも、乗り慣れたベトナム人に運転してもらった方がまだいいんじゃないかってことでバイクタクシーも自己責任で乗っています。
ベトナムの交通マナーは悪すぎて色々語りたいところですが、家計簿の話に戻ります。
バイクを所持することによって格段に移動はしやすくなるでしょう。
ガソリンも1リットル18,000VND≒0.75USDと日本に比べると安いです。
ただ、中古のバイクだと整備不良でエンジンやタイヤがすぐ壊れて直したり、
調子が悪かったら修理依頼をしなければならないなど、管理が面倒です。
レンタルバイクが月50USDほどで借りられるそうで、こちらは調子が悪かったらすぐに車体を交換してくれるらしく面倒な管理をしなくて済むのでおススメです。
やはり高額だった歯科医療費
奥歯の銀歯が痛―い!
ということで、日系の歯医者で銀歯を入れ直してもらいました。
10月の医療費が12,730,000VNDという超高額費用に!
結果500USDくらいかかってしまいました。
ベトナムに来る前に歯科治療は全部終えてきたはずなんですが…
駐在員で歯科治療までカバーしている医療保険に入っているならばここまでお金はかかりませんが、歯科治療までカバーされている医療保険は保険料が高い上に加入している人も少ないので、歯科治療については悩みどころであります。
一番は虫歯にならないように習慣的に気を付けるのがいいんですけどね。
しかし虫歯になりやすい人もいるので、そうはいきません。
日本の健康保険に加入していれば、海外療養費還付制度を使って治療費を還付してもらえますが、日本と海外での医療体制や治療方法の違いにより還付してもらえるお金もよくて半分くらいらしく、スズメの涙ほどになってしまうこともあるそうです。
だから、あんまり期待できませんね。
これからベトナムで働こうとしている方は歯の治療を全て日本で終えてから渡航した方が良いです。
海外在住中は日本への一時帰国時に短期治療を行なっている歯科医院もあるので、利用するのも手だと思います。
マッサージやエステなど行きまくった後の美容代は?
年間平均1,769,000VND≒80USD、合計で21,231,000VND≒935USDとなりました!
いやー結構使ってる…月々の変動も物凄いですが。
主にお金を使ったのは美容皮膚科での治療ですね。
小鼻の赤みがすごく気になって気になって3ヵ月ほど通っていました。
あとは毎月マッサージやレディースシェービングなどに行ってました。
髪も3か月に1回くらい切ってました。パーマをかけているのですが、これは一時帰国時に日本の美容院でかけています。
こちら水質が悪いせいか髪の調子がめちゃくちゃ悪いです。枝毛もすごいので定期的に切った方が良いです。
日系美容室で日本人美容師に切ってもらうと4000円~のカット料金になると思います。
ベトナム人スタイリストに切ってもらうとこの半額の値段でカットできます。
マッサージはピンキリです。
私が行っていたところはオイルマッサージ90分700,000VND≒30USDくらいのマッサージです。
マッサージは良くいくのでほぼ毎月か多い時で月2で通っていたりしましたね~
その他にも痩身マシーンに手を出してみたりと、結構チャレンジしたのでこの値段になっています。
毎月マッサージ1回行くくらいだったらこの半額で済みます。
ベトナム語を学ぶ~ワンツーマンレッスン~
ベトナムに来た当初気合がめちゃくちゃ入っていて、来越した次の月にはもうベトナム語の個人レッスンを始めていました。
8,228,000VNDは確か、追加でもう30時間のレッスンを買ったのでこの値段になっていたと思います。
この個人レッスンは英語で受けていたのですが、私の英語力が高くないので、回が進む毎に行ってることがわからなくて不満も高まってしまって、途中でやめてしまいました。
今は日本語でレッスンを受けています。
ただ、ベトナム語は日本語よりも英語の文法に近いので英語で学べたことは文法の基礎理解力に繋がっていて、今すごく文法が理解しやすいです。
忘れちゃいけない生活必需品
これはズバリ、除湿機です。
7月に7,490,000VND≒330USDで購入しています。
いや~私の部屋は湿気がすごくて、革製品に青カビが大量発生したんですね…
しかも何か空気が淀んでるし、こりゃ除湿機買わないかん!
ということで40㎡対応の空気清浄機能付除湿機を購入しました。
4時間で2Lの内臓タンクが満杯になるくらい湿気がすごいです。
除湿するだけで暑さも心なしか和らいでるしとても快適です。
あとベトナムは大気汚染がすごいので、窓を開けて換気することはおすすめしません。
蚊も多くデング熱も心配なので室内は締め切っていることが多いです。
だからどうしても空気が淀んだように感じるんですね。
除湿機を買ってから、慢性的な気管支の不調はなくなりました。
盲点だった!?一時帰国の旅費
人によって一時帰国の頻度って違うと思うのですが、私は年に3回ほど日本に帰っています。
これは現地採用者の中では頻度が多い方だと思われます。
年に1回帰るか帰らないかくらいの人も居るし、人によってまちまちです。
ただ、一時帰国の旅費が結構かかるんですよね…
航空券代は家計簿には記録していないのですが、1回帰国するのに往復で700USDくらいかかっています。
年1回の一時帰国費用は会社が負担してくれるので問題ないのですが、2回目以降は自腹になります。
私は主にベトナム航空によく乗ってます。
JALとか快適そうだけど、少し割高なのです。
さらにJALやANAの預け荷物は23kg×2までOKですが、ベトナム航空は40kg×1までOK です。
大きいスーツケースを所持しており荷物1つで済ませたいので、ベトナム航空を使用しています。
小さめのスーツケースを1人で2つ持たなきゃいけないって移動が大変なので面倒なんです。
他に機内持ち込み用の荷物もあるし…。
私が日本に帰りたいのは、日用品を買いだめしていきたいのも理由の1つです。
化粧水とかヘアトリートメントは日本製のものを使いたいです。
あとコンタクトレンズも買っていきますね。これは送ろうとしても検閲が厳しく、届かないこともあるようなので。
やっぱりハンドキャリーが一番確実かなってことで、帰国した際にはドラッグストアとかで日用品はめちゃくちゃ買い込んでます。
なんとなく貯金のたまり具合がよくないなぁと思っていたんですが、原因はここらへんにありそうです。
貯金する余裕って…
あります!こんな私でも収入の30%を貯金することを目標にしていて、達成できています。
私は大きい出費が多く(一時帰国費や歯科治療費など)、貯金金額がなかなか増えていかないのですが、
日本の県庁所在地付近で暮らす生活よりは余裕が持てます。
何より食費がかからないのがすごく助かってますね。
ただ日本にいた時は自動定期積立貯金をしていたのですが、こっちにはそういうシステムがなくて困っています。
USD建て貯金できればいいのですが、口座の制限が厳しいです。
ATMで下すとVNDで出てきてしまうし、毎月銀行窓口でUSD’下ろしてる暇ないし…
ということで定期的に貯金する習慣として、来越して半年後くらいから毎週500,000VND貯金を始めました。
これは毎月の収入30%のお金を口座に残しておくという貯金方法の他に
貯金を増やすため、現金で貯める事にしました。
ベトナムの最大紙幣は500,000VND札で、かさばらないしお札が増えていくのは視覚的にも楽しいかなと。
毎週決まった曜日に500,000VND札1枚を箱に入れていくのです。
1か月は大体4週なので、2,000,000VND≒88USDが貯金できることになります。
さらに最近少し余裕が出てきたので貯金額を毎週700,000VNDに増額しました。
これで1か月2,800,000VND≒123USDが貯められて、1年で約1500USDほどになります。わくわくです。
この毎週貯金はできる限り手をつけず、ベトナムに居る限り貯めていきたいと考えています。
番外編 給料の通貨や外貨の持ち出しについて
給料ってどうやってもらってるの?とたまに聞かれますが、これは私の場合、USDで銀行口座振り込みになっています。
ベトナムの現地採用だとUSDでもらっている人が多いと思います。稀にVNDでもらっているという話も聞きました。
できれば、USDで給料はもらうべきです。VNDだと日本円への両替が大変です。
USDだと日本でも両替が容易だし、どこでも換金率はVNDより圧倒的に良いです。
また外貨の持ち出しについてですが、
ベトナムの銀行から日本の銀行に海外送金するか、ハンドキャリーで持っていく方法があります。
ベトコム銀行の例でいうと、USD建て送金、円受け取りの場合、
送金手数料は送金金額×0.0015(0.15%) + 電信費10USDになります。
そして日本の各銀行で受け取り手数料は三井住友の場合1500円となっています。
例えば4,000USDを送金すると、
4,000×0.0015=6USD(最少5USD、最大150USD) + 電信費10USD
三井住友銀行受取手数料:1,500円
合計で35USDほどがかかり、送金日数も3日~1週間ほどかかるということになります。
ハンドキャリーは銀行窓口でUSD現金を受け取った後、現金所持したまま海外渡航するというものです。
ただ、ベトナムの規定で現金5,000USDあるいは同額相当外貨、または15,000,000 VNDのいずれかを超えて所持する場合は、空港で税関申告する必要があります。
また、在留邦人はベトナム国内で銀行から引き出した外貨で限度額(5,000USD相当)を超える額を国外に持ち出す場合は銀行から許可証を発行してもらい、それを携行する必要があります。
換金レートにもよりますが、どちらの方が損か得かはその時々の状況によって変わります。
ただ、海外送金には色々書類を記入しなければいけないし、
ハンドキャリーは現金を所持することによる盗難の危険性が高くなります。
結局毎月の生活費はいくら必要?
結論からいうと、ベトナムでは1ヶ月約10万ほどで十分に生活生活できると思います。
1年間家計簿をつけた結果、
私の月支出平均は26,446,000VND≒1,165USDでした。
いかがだったでしょうか。
以上が1年間のリアルな家計簿の実態でした。
是非参考にしてください!