走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

海外就職の闇~日本への執着をなくそう~


ショックな情報を知ってしまった。

私が初めてベトナムへ来たときにベトナムを案内してくれた人がもう仕事を辞めて、

日本へ帰ってしまったというニュースだった。

 

私はベトナムで働くと決めた2か月前に東南アジア周遊旅行をしていた。

それまでに東南アジアは一度も行ったことがなく、自分がどの国で働けるのか視察のために周遊した。

(この件については追々別記事でまとめたい。)

 

その際にエージェントから各国で働いている人々を紹介してもらったのだ。

 

ベトナムで案内してくれたその人は現地採用の方で、当時ベトナム在住歴が3か月ほどだったと思う。

夕食でローカルな食堂に行ったことを覚えている。

とてもおいしくて、たくさん頼んでしまった。

ぜひベトナムで会いましょう、と言っていたその人は日本に帰ってしまった。

 

私にとっては当時憧れの海外就職者であったし、とても充実しているように見えたのに。

色々事情はあるだろうが、知っている人が海外生活を辞めて帰国してしまったという事実が恐ろしかった。

 

今回は私が実際に接した人だったのでショックが倍増だったが、

私が知らないところで、何人もの人が海外就職を夢見て辞めて帰国している現実がある。

結局自己責任論を言われてしまうのかもしれないが、辞めた後のことは自分で考えるしかない。

 

私は今のキャリアのまま帰っても日本で職にありつけるとは思えないし、友人たちにあんなにも夢いっぱいに説明した後なので、彼らにも示しがつかないと考えている。

 

とにかく、最悪の事態を避けるためにも海外生活をどのように過ごすべきか今一度考えた。

最近ブログを放置気味だったが、このショックな出来事からまた筆が進むようになったので、記事を書く。

 

まず、海外生活における不安点はなんだろうか。列挙してみる。

 

食事

住居

言葉

気候

文化

人間関係

仕事

 

大体項目としてはこんなものだろうか。

この中で特に悩みとして重症化しやすいものは、

 

文化

人間関係

仕事

 

ではないだろうか。

食事や住環境はまだ、選択肢があるように思う。

ホーチミン市に限って言えば、ありとあらゆる種類の飲食店があるし、イオンも3店舗もあるのだから、食事や物資について悩むことは少ない。

 

住居も家具付きのサービスアパートメントがほとんどなので、大掛かりな引っ越しは必要としない。

どうしても耐え切れない部屋であれば引っ越しも難しくない。

 

言葉は飲食店ではメニューを指させばいいし、店で買い物するときだって、レジを見れば金額がわかる。タクシーに乗る時のほんの少しの単語を覚えておけばものすごい不便を感じることは少ないだろう。

若いベトナム人であれば、英語も話せる人も多いので基本的な英単語がわかれば意思疎通も可能だ。

 

気候は一年中温暖。暑い。暑さが苦手であれば過ごしにくいと感じるのでやめた方がいい。

ただ、猛烈な暑さというわけではないし、室内は冷房が効いていて過ごしやすい。

 

文化については、ベトナム人は自己中だと感じる。

他人に対する気配りというものはあまり感じられない。

また非常に面倒くさがりだし、間違いに対して言い訳が多い。

行き当たりばったりで計画性は皆無である。

日本人からしてみるとこのような性質がイライラするかもしれない

ただ、彼らは細かいことは全然気にしないので、

日本のように変に気を使って神経を擦り減らすということは少ない
 

要求ははっきりとしつこいくらいいえば、面倒くさがりながらもやってくれる。

また、高性能な機械のような性質なので指示したことは早く完璧にできる

いちいち指示することは億劫だが、指示内容の対応の速さと正確さには舌を巻く。

いえば、指示したこと「しか」やらないのはもはやベトナム文化というべきか・・・

あと日本は形式ばった処理が対応の遅れにつながるが、こちらはそういう概念がないので臨機応変に対応できるのも魅力的だ。(ベトナム人の詳しい性質についてもまた別記事にまとめたい)

 

人間関係については、これは結構ヘヴィな問題だ。

日本人コミュニティについては散々ブログで書いたように狭い。圧倒的密度と狭さで人類みな兄弟的な芋づる式人間関係だ。必ずどこかで繋がっている。

日本以上に村社会な部分があるので、変なことはできないと思う。

 

こちらにいる日本人たちはみんなラフで細かいことを気にしない。

少々ナイーブで人見知りだったり(この私もだが)すると、彼らの明るさに頭を悩ませるかもしれない。

私が感じる不安や恐怖をこの人たちに話したところでわかってもらえるのだろうか。

私はよく考える。

たぶん、もしかしたら明るく見える彼らにも苦悩があるのかもしれないが、私のように考えすぎるタイプには吹っ切れや図太さがイマイチ足りないのかもしれない。

そうは言ってもこんな性格で陰キャラ素質なのは変わるまい。

太陽にはなれないかもしれないけど、月にはなれるんじゃないか、とも思う。

いわゆるパリピやポジティブシンキングとは対比した人間だが、このベトナムにも私と同じような人間がいるとしたら、是非会いたい。

そして、最後に仕事だ。
海外で仕事を探すにはエージェントの手助けが不可欠だ。
エージェントが提示してくれた求人から書類選考、面接を経て採用が決まる。
私が一番就活で重要視したところは、面接をしてくれた人(大抵部長や社長のところもある)と働きたいと思えるかどうかだった。
質問でよく未来の構想を聞いた。また、現地人との接し方で気をつけていることも聞いた。
やはり言い方だったり、部下へのマネージメント方法を聞けばその人たちがどのように私を扱ってコミュニケーションをしてくるか大体分かる。
面接した中には高圧的な態度を感じることもあったし、欠員補充のような扱いできちんとマネージメントしてくれるようには感じられなかった会社もあった。


一番いいのは現地に出向いて会社を見学させてもらうことだ。
特にベトナムSkype面接でほとんどが完結してしまうが、現地に行くと伝えれば面接の日程を組み込んでくれることが多い。
企業にとってもせっかくコストを割いて採用するのだから、実際に会って決めたほうが確実なのだ。
だから、求人は妥協しない方がいい。条件はある程度妥協しなければならないこともあるだろうが、
一緒に働く人たちに妥協してはいけないと思う。
それは仕事を長く続けられるためでもあるし、自分が成長するためでもある。
私は運良く自分に合った会社と出会うことができた。
直属の上司と社長に対して信頼しているし、彼らの構想や意見についておかしいと思ったことはない。
彼らの下で精一杯働きたいし、社長の構想を実現させたい。
この人たちと働いていたいと本気で思っている。それは半年経った今でも変わらない。
入社してからタイミングってあったんだなあと思った。
運や相性、タイミングの善し悪しは絶対にある。
抽象的な書き方で申し訳ないが、とにかく嫌な感じがするところ、トップの構想や意見に賛同できない場合その会社に
入社するのは辞めた方がいい。
仕事への充実度によっても精神的な負担は変わってくるので、生活云々よりも仕事について重要視した方良いと思う。
 

 

最近はネットの世界に入り浸っていることが多い。

ネットの方が話が合う人が多いと感じる。居場所ができつつあることが嬉しいし、安らぎでもある。

心の機微がわからない人とは友達になれない。

本当は人脈つくりをして色んな人にも会いたい。

ただ、人に会うことも疲れてしまって引きこもりがちになってしまう。

引きこもりを防止するために、語学教室とジムに通い始めた。

とにかく部屋の外に行かなければならない用事を作ることは大切だと思う。

部屋に一人でいると、ぐるぐると色んなことを考えてしまって精神衛生上よくない。

 

・自分の居場所を作ること(存在意義を感じられること)

・強制的に外に出るような仕組み

以上のことは今後も注意していきたい。

また、海外で適応するにあたって、日本人は特に適応能力が低いと感じる。
それは日本が世界の中でも特に先進国で快適な国だからだ。
日本以上に清潔で、便利、サービスも至れり尽くせりの国はないと思う。
だから、日本以外の国に行こうと思う人は少ないだろうし、海外に来た時に日本と比較してしまうのだ。

日本に帰国するくらい追い込まれる事情は色々あるだろうが、その1つは日本への執着があるからではないだろうか。
結局祖国は一番なので、祖国に勝る国はそうそう見つからないだろう。
日本が大好きで、日本に対する執着が捨てきれない人は海外に来ても帰国する確率が高いと思う。
日本はこうなのに、ここでは~だったと比べてしまうと大変ストレスになってしまう。

何か猛烈に日本に帰りたくなる要素はあるだろうかと自問自答する。
正直私は、現状で日本に帰ったとしてもまず職が見つからないと思っている。
見つかるかも知れないけれども、条件は今よりも確実に悪くなるだろう。
次に家族とは色々訳あって疎遠であるし、日本の友人たちもいるけれども、私が連絡しない限りは集まらない。

つまり、日本に帰っても居場所がないのだ。
 
日本に帰っても地獄ならこっちで不満のない職場で働いていた方がマシである。
そんな気持ちで私は海外生活を送っている。 
例え日本で一人暮らしをしていても寂しさがなくなるわけじゃないし、日本のネガティブキャンペーンなニュースを毎日聞くよりかはこちらでのある種刺激的な生活していた方が人間らしい生活が送れるんじゃないだろうか。

とにもかくにも、日本に帰っても何も残らない現状では日本に帰る選択肢はない。
あがいてもこちらで実績を作るしかないのだ。

よく、海外就職はすごいですねと言われるが海外に対するハードルは昔に比べてかなり低くなった。
インターネットに世界中の宿が取れる宿泊サイトがたくさんあるし、航空券だって今やe-ticketだ。
Google Mapsも発達して3Dで地図が見られたりする。
ワンクリックで海外に行ける時代になった。
あとはやる気だけだ。

10年前に海外就職しろと言われたら、私は絶対に出来なかった。
これだけネットが整備された今ならやろうと思えば誰だってできる。
今後、日本は人口減で超高齢化社会に突入していく。
今までの生活を維持していくことが困難になる。

すぐそこまでそのような未来が迫っているのに、意識だけは全然変わらない。
みんな薄々感じているのに行動には結びつかない。

ほんの少しでいい。無為な時間を過ごしているなら環境を変えてみませんか。

日本で海外就職がスタンダードになる時代が来ればいいなぁと願ってやまない。 

 

 

体調不良時の薬の買い方

ご無沙汰な記事である。

二か月超放置してしまって申し訳ない。

私はベトナムで粛々と日々を過ごしている。

今月は体調不良の連発だった。

 

便秘に苦しみ、喉の痛みに苦しみ、鼻づまりで苦しんだ。

自分に合う薬を調達できたおかげで一気に快方に向かった。

 

私は喉が痛んでから風邪になってしまうことがほとんどだ。

だから、日本では耳鼻咽頭科によくお世話になった。

そこでいつも処方されていたのが、バナンとムコダインだった。

バナンを飲むと一発で良くなるので、いつも喉が痛いときはバナンを求めて病院に行った。

 

ベトナムでは日本と薬事法が違うので、薬局で簡単に薬が買えてしまう。

薬局はわかりやすく、街中に結構ある。

ガラスのショーウィンドウにこれでもかと薬が並べられ、カウンターに白衣を着ている店番がいたら薬局だ。

今回、ベトナムでバナンを買うことにした。

バナンというのは日本でいう、薬の製品名だ。

成分を調べてみる。。。セフポドキシム プロキセチル(Cefpodoxime proxetil)というらしい。

とにかく、この成分が元となっている薬を探そう。

紙に書いてこれ、とジェスチャーで説明する。

 

するとこのような薬をくれた。

 

 

 

うーんCefpodoxime 100gかぁ。。。

これがはたしてバナンと同じ成分かわからない。

この白衣のお姉さんは同じと言っているけれども

16000VNDというので、とりあえず1(10)買ってみた。

 

ネットで調べてみる。

結論からいうと同じ成分で言い方が違うらしい。

飲んでどうにかなっても自己責任だ、と思い切って飲んだ。

 

今のところ何の副作用もなく、あんなに痛かった喉が痛くなくなった。

日本で処方されたように食後朝夕1錠ずつ飲んでいる。

また、日本で余ったムコダインがあったので、これも一緒に飲んでいる。

 

自分が日本で飲んでいる薬と同じ成分の薬を探せば、こちらではすぐ手に入るので便利だ。

お薬手帳とかきちんと記録していなかったことを後悔した。

私はまだ保険をかけていないので、このくらいの風邪で病院に行くのはお金がかかるから嫌なのだ。

(正確に言えば、会社に医療費を請求できるが、高額になるため滅多なことでは病院の診察を受けないようにしている。)

 

ベトナムで手に入る薬はタイやヨーロッパからの薬が多い。

このような薬を飲むのが心配な人は確実な診察を受けられる病院に行けばいいし、

風邪薬が欲しいというのなら、自分の飲み慣れた薬の成分を調べて薬局に行けば良い。

日本では処方箋がないと手に入らないような薬がこちらでは容易に手に入るので、

よく病院で処方される薬を知っていれば、日本よりも安価で買えるのでお得である。

 

めでたく、風邪が快方に向かっているのでよかった。

なお、この記事は現地調達の薬を推奨しているわけではない。

 

ベトナムで風邪をひいて苦しんでいる人の参考になれば嬉しい。

 

テト休みは帰国日和~ベトナムの各都市は閑古鳥が鳴いている~


二月になってしまった。

お久しぶりです。

生きてますし、最近はお腹も壊さなくなり調子がいいです。



ベトナムは旧暦での正月、大体1月下旬や2月初旬まで1週間から10日まで休みになる。

ベトナムの各都市部では田舎に帰ってしまう人が多いので、飲食店や売店はみんなシャッターを下ろしてしまう。



私の会社も10日ほど休みだったので、休みに入って早々日本へ一時帰国した。

空港から外に出た瞬間、肌が痛いと感じた。

ホーチミンにいると、寒いという感覚を得る機会がなくなる。

久しぶりに寒い、という感覚を肌が思い出したので、痛いと感じたのかもしれない。



日本でやりたかったことはとにかく温泉に入りたかった。

ベトナムの水質は日本と比べて硬水なので、髪を洗うとゴワゴワする。

聞くところによると、塩素もすごいらしい。

シャワーで済ませる生活が続いていたので、水質の良い日本の温泉で疲れを癒したかった。



関西に知り合いが多く、行く機会があったので、有馬温泉に行った。

有馬温泉はもう何度目だろうか。大学時代よく訪れた場所だ。

三宮に出ることが多いので、アクセスがよく有馬温泉は行きやすい。

THE温泉街という雰囲気を味わうことができる。

それなりに飲食店が多いし、細い路地が多くてワクワクする。



温泉入ってお酒をゴクゴク飲むのは至福の極みだ。

ベトナムでの日々の後に日本で温泉に入っているという事実は非日常的だった。



帰ってきた今も、ぱっと夢でも見ていたのかという気分である。

よく聞かれるが4か月経った今でも、日本に帰りたいと思ったことはない。

テトに日本へ一時帰国することは楽しみにしていた。

1月は一時帰国のために働いていたと言っても過言ではない。

ただ、完全に旅行感覚の楽しみであり、日本が恋しくて仕方がないとは感じない。

家族にも会わなかった。結局会ったのは祖父母と友達だけ。

家族や友達に執着がない。

結構自分ひとりの時間が心地よいと感じるようになってきた。



来て間もない頃は早く知り合いを作ろうと躍起になっていろんな会に参加した。

最近は疲れが出てきたのか、人に積極的に会いたいと思わなくなった。

はじめまして~

ベトナムに来て長いんですか?

何のお仕事しているんですか?

どちらにお住まいなんですか?

休日って何してます?



こんなコミュニケーションを毎度毎度繰り返し、疲れてしまった。



確かに仲良くなるにはこのようなコミュニケーションは必要だが、

本当に仲良くなる人ってこんなこと必要だっただろうか?

気が付いたら仲良くなっていなかっただろうか?



そう思ったらこの金太郎飴みたいなコミュニケーションが煩わしく感じるようになった。

もっといろんな人脈を広げたいと思ってベトナムにも来たのに。
人間関係でちょっと疲れ気味だ。
人恋しいはずなのに、表面的な付き合いに嫌気がさしている。

しかし、動かなければ何も起こらない。
このままモヤモヤと引きこもりをしていてはよくない。
なかなか思い腰が上がらないが、明日にでも新しく複数のサークルに入会メールを送信しまくろうと思う。

やっぱベトナム来たらマッサージでしょ~Spa Garally〜



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唐突だが、マッサージが好きである。
それもオイルマッサージが好きだ。
オイルの香りと体の奥底まで刺激してくれるような感じがしていい。(大体施術はほとんど裸に近いし)

そんなわけで、日本より物価の安いベトナムでマッサージを受けるとなると、日本よりはるかに安く済ませることができる!

やはりリンパマッサージやオイルマッサージが好きで、しかも60分ほどやってもらいたい。
日本でこの希望を叶えようと思うと大体¥6000〜7000。高い所で1万円はいってしまう。


たかい。


この値段だとしてもマッサージが微妙な時もあって、そんな時はあぁ…さよなら5千円札…などとモヤモヤした気持ちで支払う。
60分で一気に飲み会何回分が飛ぶんだろうかと考えてしまう。
ちょっと至福の時間を金で買っただけで、一瞬で金がなくなる。
支払い金額相応のマッサージが受けられれば至福を感じとても満足だが、セラピストの技術や相性によって途端に損した気分にもなり得る。


安くて、かつ満足度の高いマッサージが受けたい。
ベトナムだったら、それが可能になる???

調べてみると日本の半分〜3分の2くらいの値段で相応のコースのマッサージが受けられるようだ。

私は歓喜した。

マッサージ好きの私なので、ホーチミンのマッサージ界隈を貪欲に体験していこうではないか。


本当に気になる店はたくさんあるのだが、今回思いつきで行ったこの店がとても良かったので紹介したくなった。
また、ネットで調べても体験談がなかったので書きたくなった。(本音)


今回体験したのは、Spa Gallery というマッサージ店。
あとで店員に聞くと、8ヵ月前にオープンしたばかりの店だという。(2016年4月頃)

私はどうやってこの店を見つけたかというと、トリップアドバイザーからだった。

トリップアドバイザーのホーチミン、スパカテゴリーで上位はよく聞いたことがある有名店が占めていた。
確かに5段階評価の平均としてはわるくないのだが、
有名店は口コミの数が多いだけ低評価も多かった。

しかし、この店は低評価がほぼ無くほとんど高評価の口コミしかなかった。
圧倒的に平均点が高かったが、新しい店のせいか口コミが少ないことと知名度が高くないせいで、ランキングにひっそりと存在していた。

さくらかと疑ったが、値段が安かったのでダメージも少ないだろうということで予約。
最初はリンクされていたホームページの予約フォームから予約したが、いつまで経っても返事が来ないため、電話した。
予約フォームから送ったはずの予約は届いていなかったらしい。
ホームページは存在しているが、あまり機能していないようだ。

電話は流暢な英語を話す予約担当者だった。
当初希望していた時間に予約は取る事は出来なかった。
若干モヤモヤしながら、店に向かう。
日本人街レタントンからタイバンルンの1つ横の薄暗い通りに店は存在した。
2軒隣ほどにMy Spa?とかいうランキングで見たような店も発見。
日本人街にとても近いのでこれは行きやすい。

アオザイを着た受付担当2人が店の前に立っていて、迎えてくれた。
どうやら店の外で待機しているようだ。
二人とも眼鏡をかけ、大人しそうで真面目な印象。
受付の2人は英語がペラペラだった。
普通のベトナム人じゃわからないような下手な発音と単語を並べたレベルの会話でも充分汲み取ってくれた。

メニューを渡され見てみると、英語版、韓国版、日本語版がある。
ホームページのメニューよりも値段が安くなっている?ならば、予約よりもグレードアップして、マッサージを受けようと思い、変更。

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時間はそのまま60分のボディマッサージで使用するオイルをTHANHオイルというブランドの高級なものにした。
THANHというのはタイのブランドらしい。

二種類の匂いからすきなものを選んだ。

奥の階段から上の部屋に案内される。
着替えてとしか言われず、ベットを見てみると小さいバッグとマッサージ用の上下服が置いてあった。


マッサージ用の服しか来てない状態で待っていたら、上はいらないらしい。

仰向けから始まって、肩甲骨や首筋辺りを解される。
私は肩甲骨辺りのマッサージがとても好きなので、セラピストの手付きから結構いい感じかも…と期待を抱いていた。

結果、ホットストーンマッサージも加わり、またタイ古式マッサージのようなストレッチもされて大満足だった。
セラピストは手を使うだけでなく、肘や膝も使って刺激された。

今回のセラピストはツボがわかっているようで、ジャストポイントで刺激されるのがとても良かった。
終了後に名前を聞いた。

マッサージはセラピストの技術はもちろんだが、相性も大事だと思うので、気に入ったらなるべく名前を聞くようにしている。
そして、次回は自分の合うセラピストを指名できるようにしておく。その方が効率的だし、満足感を得やすい。

ホーチミンもマッサージ店にはシャワーが併設されているところが多く、水圧が強く、シャワーの出がよいし、空間も広々しているのでなるべく使って、帰ったらそのまま寝られるようにしている。

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だが、今回ここのお店は水圧が弱く、水量も少なかった。
手持ちシャワーと固定シャワーと蛇口の3点が付いているのはよかった。
固定シャワーからの水量が1番多く感じた。
また、手持ちシャワーは水圧の種類が3段階に変えられた。
シャンプーとシャワージェル、タオル完備。
アメニティとして、使い捨て歯ブラシやくし、綿棒、ドライヤー、フェイスクリーム(THANHブランドのもので試供品のようだ)があった。

シャワーから上がると、受付から紙札を渡され、5つほどの箱に入れるように言われた。評価箱らしい。
それぞれ excellentやgoodなど書いてある。

この方式は良いと思った。
私はまだ、ホーチミンでセラピストを評価する制度を見た事がなかったので感心した。

終わった後は温かいハーブティーをポットで入れてくれる。飲みながら会計。

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見渡すと絵画が至るところに飾られており、販売もしているらしい。
小物がハイセンスでダサくないところがいい。
店員に尋ねると、セラピストは4人しか在籍していないらしい。
そりゃ予約も取りにくいよなぁ…
また来客は日本人と韓国人が多いそうだ。

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受付まわりをみていると、
スクラブやクリーム、アロマオイルなど物販も豊富である。
結構商品のことを聞いて、試して、結局買わなかった自分はただのめんどくさい客だった。
そんな私にも笑顔でかつ、流暢な英語で対応してくれるこの店の受付のサービス精神に感激した。

何だか気分が良くて、また戻ってくるわァ!なんて、柄にも無いことを言ってしまったので、この店には今後もお世話になるであろう。



総評として、人に勧めたくない店である。
これは、人気店になってしまっては困るという意味だ。私の利己的な考えで、人が多くなると予約が取りにくくなり、穴場的な良質店が一気に有名店に駆け上がってしまうのが寂しいからだ。

なお、顔見知りにはあまり言いたくない。
自分がリラックスしている場所で顔を合わせるのは気まずいからだ。

でも、何だか寂しくも頑張って欲しいという気持ちもあって、顔も何もわからないネットに情報を流すことにした。

以上、主観だけのマッサージ評論でした。

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お正月感はまるでなし(ホーチミンの正月はただのお祭りだった。)

年が明けてもう既に1週間が経ってしまった。

年越しはこちらで知り合った方々と過ごすことができた。

こちらの年越しは、日本のような厳かに過ごす雰囲気が感じられなかった。

いつもは花火が上がるようだが、今年は首相が節制を命じたので、花火が中止になってしまった。
そのせいでいくらか盛り上がりに欠けたかもしれない。

ホーチミン1区の一番の大通り、ドンコイ通りやグエンフエ通りでは特設ステージが設営され、煌びやかな出し物で溢れていた。

グエンフエ通りは欧米人が多いと感じた。
ステージもクラブ系の音楽が流れ、少しイケイケな空気を感じた。

ドンコイ通り、オペラハウス前のステージはテレビ局やメディアが後ろでこぞって中継していた。
こちらは伝統的な舞やベトナムで有名な歌手などが数多く出ていたようで、グエンフエよりはベトナムらしさがあるステージだった。
ただ、大トリが韓国の謎なアイドルグループだったり、観客ギリギリの位置で花火を飛ばすのにビックリした。
日本では防災やら何やらで即アウトな演出だったと思う。
でも、ハチャメチャだからこそ、エキサイティングな年越しカウントダウンステージだった。

年明け直後は女性DJがステージの中央で音楽を操っていた。画面は無機質で近未来的な画像が流れ、ハイビジョンレベルで画質がキレイだった。
音楽はハウスクラブ系だったが、DJが女性ということもあってか私でもノリやすい音楽だった。
私はクラブ的なウェーイというノリはとても苦手だが、皆少々体でリズムを取るか、手拍子くらいの盛り上がりだったので馴染みやすかった。


街の中心地は夕方辺りから交通規制があったようだ。
30分ほど音楽が流れたあとにステージは終了。
終わったら、すぐに解散するベトナム人らしく、イベント終了直後は道が混んでいた。

日本人はイベントが終わった後は人の流れに乗って、ノロノロと移動する感じだが、ベトナム人は終わったらパッと人がすぐに散る。
終わった直後の行動が早くてビックリした。
あまりイベントの余韻のようなものには浸らないらしい。

今年の年末年始は土日が含まれていたが、それ以外は普通に30日まで仕事をし、年明け3日から仕事始めだった。

私のこちらの年越しイメージは大規模な花火大会?のようだった。店も街も通常通りである。
日本のように明らかに閑散とした雰囲気はなく、むしろ祭り前の浮き立った雰囲気を感じた。

花火がなかったのは残念だったが、ステージは楽しかったし、画像も綺麗だったので来年も観てみたいと思った。

日本で準備しなければならない書類と手続き~労働許可証取得のためのステップ②~

①に続いて、各機関でかかった費用や時間をまとめる。



まず初めに公証役場について。
公証役場では認証の仕方もいろんな種類がある。

【公証役場】

ワンストップサービス 一通¥5500


認証の方法にも種類があるようで

まず直接文書に認証をするにはかなり手間がかかる。

私の場合、在籍証明書に直接認証しようと思ったら、

・会社の登記簿謄本

・署名した上司の肩書きを証明するもの

・法人代表者の印鑑証明書

などが必要といわれて、絶対無理だと思った。



この直接認証というのは

文書に記載されている署名が間違いなく、その本人の署名であることを公証人が証明することである。



非常に難しいので、宣誓認証というものを受けることにした。

宣誓認証とは公証人の面前で私文書に記載された内容が真実であることを宣誓した事実の認証である。

私文書の内容に対して真実性や正確性を担保しようとするものだ。

直接認証とは異なって、宣誓した事実を認証するものらしい。

この方法は自分が宣誓書に署名をすればオッケーだ。

最初私は、会社の現地人担当者から直接認証をすることを求められていたが、不可能に近かったのでこの宣誓認証を受けた。



各役場の忙しさによるが、即日発行可能だった。

私は30分くらいで終わった。



【外務省】

公証無料



申請してから翌日受け取り(土日祝除く)。

直接受け取れない場合は郵送で受け取る。(日本国内のみ。所要日数2~3日後)

外務省は東京本庁と大阪分室しかないため、遠方の場合は郵送請求。(日本国内のみ。所要日数約10~14日間)





【ベトナム大使館・領事館】

公証 一通¥5000

翻訳 一通¥5000



ここでは、無犯罪証明書、大学卒業証明書、在籍証明書の全てを公証した。

私は公証のみで、翻訳は必要ないと会社の担当に言われたのでしなかった。

翻訳して公証する場合は、日本語原文と翻訳文の2通とみなされ、さらに公証料金がかかるので注意だ。



東京、大阪、名古屋、福岡、北海道に存在

HPを見ると、郵送請求もできるようだが。。。

東京にある駐日大使館では即日発行可能だった。

しかし待っている人が大量にいて、時間がかかりそうだったので私は翌日に受け取った。

大使館や領事館はHPを見てもわからないことだらけである。

電話も鳴りっぱなしで対応していないようだった。

ここについては直接行くしかないと思った。









転職回数にもよると思うが、在籍証明書(退職証明書)を公証することが一番金がかかる。



これら全て公証すると普通でも2万くらいはかかると思う。



最後に各書類の注意事項と雑感

無犯罪証明書:警視庁に直接出向いて取得した。指紋を取られる。いつにできあがるという受取書をもらえる。親切だった。

大学卒業証明書:最初は英文の証明書を取得したらサインのみで印鑑がなく、公証出来ずに日本語の卒業証明書を取り直した。二度手間だ。

どの書類でも印鑑がないと公証できないため、英文書類はサインのみの所が多いらしいので注意が必要だ。

在籍証明書:どのような仕事に従事していたかを判断されるため、職務内容の明記が必要だ。



代行業者などあるかもしれないが、難しいことではないので自分でも十分手続きができる。

日本国内で自分でこのような手続きができなかったとしたら、さらに海外では言葉も制度も違うため海外で暮らすことは難しいのではないかと思う。

手間や労力はかかるが粛々と進めていくしかなかった。

私は資金が少なかったため、このような万単位の出費は結構痛手だった。

穴場な出費なので、もし海外就職を考えていたら留意すべき事項である。

日本で準備しなければならない書類と手続き~労働許可証取得のためのステップ①~

今回はベトナム国内で取得すべき最初のステップである労働許可証を取得するために

日本国内で準備する書類についての記事を書く。

私はこの労働許可証を取得するまでに日本国内での書類集めに奔走させられた。

これも私(現地採用)のケースなので、この限りではないいろんな方法がある。

あくまで、私が経験した実体験を述べる。



日本国内で発行した私文書や公文書を海外でも有効にするには文書の公証が必要だ。

このことについても私は全然知らなかった…しかも結構金がかかるなんて。

だーれも教えてくれないものだから、資金にも影響した。

またいろんな機関へ出向いて公証したので、交通費や労力も結構かかった。

本当に大変だった。。。

何も考えないでいると、意外な出費になってビックリするので、ここでも情報として参考になればと思う。

これらの情報も私が調査してまとめたものである。

私の自己解釈がだいぶ含まれているので、不明点があれば各機関へ個別に問い合わせてほしい。





労働許可証に必要な日本で集めた書類

① 無犯罪証明書

② 大学卒業証明書

③ 在籍証明書(退職証明書)



これらを集めたのちに文書を各機関で公証する。



~日本と制度の異なる外国で文書を提出するための公証ステップ~



1、公証役場で公証人による認証。

2、その公証人が所属する法務局長から証明を受け、公印を得る。

3、外務省で法務局長の公印を認証し公印を得る。

4、ベトナム駐日大使館で日本の外務省の認証の証明をしてもらう。



1,2,3のステップについては、東京、神奈川、大阪の公証役場では

ワンストップサービスというものがあり、公証役場で一気に事を進められる。



これらのステップは私文書か公文書かで、公証を受ける範囲が違う。

【公文書】

公の機関(官公署)が作成する文書。法律、通達、免許証、登記台帳、住民基本台帳、納税通知書など。

無犯罪証明書、大学卒業証明書がここにあてはまる。

公文書の場合は3の外務省と4の駐日大使館での公証でオッケーだ。

※大学卒業証明書について私は、私文書だと思っていたため私文書の方法で公証した。

後日、外務省で聞いてみると私立も国立も外務省で取り扱えるという。損した。



【私文書】

私文書は個人同士で作成される文書。契約書、請求書、領収書、私信(手紙)など。

在籍証明書(退職証明書)がここに当てはまる。

1~4すべてのステップにおいて公証を受けなければならない。



こんな感じで結構面倒くさい。

公証役場

外務省

駐日ベトナム大使館

これらの機関を行き来しなければなかった。

電車賃が…あとは、東京の駐日ベトナム大使館が駅から意外に遠かったこと。

坂の上にあって息が切れた。ヒールで行くのはやめた方がいい。



長くなってしまったので、②へつづく