走って転んで立ち上がって

寂しさの紛らわし

住居について〜ベトナムの職食住シリーズ〜

生きていくために必要なものは衣食住と言われるが、衣は現代にそぐわないと考え、代わりに職を入れて、「職食住」とした。

仕事
食事
住居

この三つは不可欠である。

今回はこの住居について述べていこうと思う。

この住居には本当にこだわった。


周辺環境
部屋の雰囲気
大家さんの人柄

ここはどうしても外せなかった。
もちろん、家賃も大切だけど。

地域での家賃の高さはホーチミン1区が一番高い。
雑誌で出ている観光地がここに集約されている。

日本人街で有名なレタントンなんかうなぎの寝床サイズで$600というから驚いた。
日本人が多く集まるレタントン通りという所である。(正確にはその一部区域な気もするが・・)
サイゴンスカイガーデンという有名な駐在員が住む高級アパートメントがど真ん中に建っている。
この付近は日本料理屋が多く、接待などでもよく使われる。
生活で不便はないだろうが、住むアパートメントは飲食店の上とか、ヘムという細い路地の縦に長い家の一室などだ。

階段も急だし、飲食店が近いからか臭うし、窓がない部屋もあったりだし、
私は到底住めないと思ったのでパスした。
駐在員なら迷わずこの周辺をおすすめします。

1区は1区でもNguyen Thi Minh Khai通りという有名な通りがあって、その周辺も日本人が多く住んでいる。結構お手頃価格の部屋が多いらしく単身者でも住みよいようだ。
人気な地域のため、空き部屋が出るとすぐ埋まってしまったり、紹介で部屋を交替したりなど、なかなか部屋が抑えにくい地域になっている。

収入の約3割くらいを基準に家賃に当てたいと考えていたので、違う地域を探すことにした。

2区は高級住宅街らしい。ファミリーがよく住んでいると聞いた。
単身で2区は私は聞いたことがない。
とにかく私のようなビンボー(ry

3区は1区の上にあり、ローカルな店が多く立ち並ぶ。
ベトナム系不動産や韓国資本のサービスアパートメントが立ち並び、
1区に近いこともあってか駐在員もよく住んでいる。
しかし私の勤務場所からはちょっと遠いので却下 泣
勤務地とかこだわらなければ一番住みたい地域かも。

次に1区の上隣のビンタン区。
単身者でも住みやすいお手頃価格の物件多数である。
ビンタン区は日本人率が多いようで、結構この地域に住んでいるという人が多い気がする。
中心街の1区まではタクシーで10分ほど。スーパーやコンビニも多く生活には困らない。


・・・と書いていくと私がどこに住んでいるかバレバレな気がする(笑)

次に、単身者は大体サービスアパートメントに住むと思うのでその説明をする。
サービスアパートメントは掃除や洗濯はそのアパートの会社や大家さんが雇っている、メイドさんがしてくれる。
契約によってまちまちだが、大体週3回~毎日である。
この料金は家賃に含まれている。
私はこのサービスに歓喜した!!小躍りした!たぶんというか、家事能力は落ちます確実に。

非常にありがたいサービスである。
ただあんまり信用しないほうがいい。
動かして欲しくないものや片付けて欲しくないものが捨てられたりするので、不動産を通してでも要望はきちんと言ったほうがいい。だが1度言ったからといって、すぐ改善されるのはまれなのでしっかり何度も要望は伝えることだ。
中途半端にいうと伝わらなくて相手も困惑するし、こちらも不満を貯めて双方ストレスになってしまう。


また、ベッドやテーブル、ソファーなど家具も備え付けがほとんどある。
しかし、アパートの中でも部屋によって家具の種類が違ったり、大家さんの趣味によって家具や部屋の雰囲気が全然違うのでよくチェックしたいポイントだ。
私はベッドは特に注意した。ベッドのマットレスの硬さが重要だったので実際に寝てみたりもした。
(交渉次第で新調も可能かと思うが、汚れや破損などよほどの場合だと思った。大きい家具なのでほぼ新調不可能に思えたため、重要チェック事項に。)
契約によってはWifiや水道代、電気代は別途という場合があるので、条件もよく見ておく。
飲料水はウォーターサーバーが備え付けてある場合がほとんどなので、あまり心配しなくて大丈夫だ。

さらに周りの環境も注意したい。
住人の国籍も要チェックだ。欧米人やアジア系は文化が異なるため、パーティーや生活音などで騒音問題になりかねない。
日本人がいた方が万が一の時も助け合えるかも知れない。
なので、住人のデータは把握しておいたほうが良い。

最後に大家さんの人柄である。
大家さんがアパート経営に慣れているかも対応の早さの鍵となる。
失礼ではないので、不動産屋には大家さんの印象や対応について聞くべきだ。
こちらの不動産屋は結構はっきり言ってくれる。不動産屋から印象の悪い大家の物件はあまり良くないと思う。

・・・とは言ってもまだ、1ヶ月半くらいしか住んでないからなんとも大きく言えたもんじゃないけども、参考になれば嬉しいです。

ここ一ヶ月の間でもWifiだったり、家具だったり、コンセントだったり、大家さんに色々言ってしまったかもしれない。でも、困るのは自分だし、我慢は絶対よくない。
いつもいつも笑顔で対応してくれる大家さんが好きです。あとたまに果物くれるのも。



【2016.12.11追記】

まず、キッチンについて
キッチンは部屋によってあるかなしか。
または電気ヒーターが置いてあって、ただそれを使うだけなのか、ガスコンロが付いているかは部屋次第である。これも内観でよく見たほうが良いと思う。
私がガスコンロがある物件の内観した際、見るとそこはガスボンべがガスコンロ下に設置されており、なくなったら交換という方式だった。

次に、エアコンが設置されている位置
これも要チェックである。部屋によってはあまり意味のないタンスの上に設置されていたり、無理やりつけたようなところがあって、これじゃあ風がこないよな~というありえないところに設置されていたりする。
やはり冷房は必需なので、確認しておいたほうが後々後悔しないと思う。

そして、バスタブ
シャワールームの所だけもあるし、バスタブがついている部屋もある。
ただし、ほとんどはトイレと同室のタイプだ。
高級アパートメントはこの限りではないと思うが、大体のアパートはバス・トイレ同室タイプだ。
バスタブがある方がまだ救われると思うので、要望に含めるといいかもしれない。

最後に契約について
大体最初の契約は半年~1年の期間で締結される。
これ以前に退去してしまうと、不動産へ仲介料が発生してしまう。
また、前もって部屋をおさえておきたいという時も、家賃の何割かもしくは全額払うことになってしまう。
これは大家次第のところがあると思うが、私の時は不動産から上記のように言われた。

さらに最初の入居時にデポジットとして家賃の1ヶ月~2ヶ月分を払わなければならない。
これは物件によって費用が違うので、よく聞いておいたほうがいい。
いずれにせよ、初期投資費用は結構かかる。